連れ子がいる親同士の結婚を成功させる8つのポイント|結婚を見極めるタイミングも!
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「連れ子がいる親同士でも再婚できるのだろうか?」「連れ子がいる親同士の結婚で成功できるコツが知りたい」などと悩んでいませんか?
子どもがいなくても再婚は難しいのに、お互い連れ子がいると一気にハードルが上がってしまいます。
パートナー同士の関係の他に、お互いの子どもとの相性まで考慮しなければならないのが、連れ子がいる親の再婚です。
ただ、連れ子がいる親同士の再婚でもお互いを尊重し合いながら、幸せな家庭を作っている夫婦も数多くいます。
この記事では、連れ子がいる親同士の結婚がうまくいかない理由や、連れ子がいる親の再婚を成功させるポイントについて解説します。
目次
連れ子がいる人同士の結婚がうまくいかない5つの理由
連れ子がいると、パートナーとの関係の他にお互いの子ども同士や、子どもとパートナーの相性など、多くの困難が待ち受けています。巷で囁かれる「連れ子同士の結婚はうまくいかない」と言われる理由はどんなものがあるのでしょうか?詳しく解説します。
1.再婚相手と自分の子どもと相性が悪い
連れ子がいる親同士の結婚では、自分の子どもとパートナーの相性が非常に重要になります。
もし、あなたの子どもとパートナーの相性が悪いのであれば、時間をかけて関係を築く努力が必要です。子どもはすぐには心を開いてくれません。それでも根気よく接することで次第に打ち解け、良好な関係を築けるようになるでしょう。
2.連れ子同士がうまくいかない
連れ子がいる親同士の結婚を阻む要因に、子ども同士がギクシャクしてうまく関係が作れないというケースがあります。
幼いうちなら時間が解決してくれますが、物心がついた思春期になると、子どもといえどもそう簡単には仲良くなれません。親同士がいくら仲良くなれても、子ども同士がうまくいかないと幸せな家族を築くことはできません。
3.元夫・元妻と関係が続きやすい
連れ子同士の結婚では、定期的に元夫や元妻が子どもを含めて会うという場合も多いでしょう。
自分の子どもですから、その成長ぶりを確認したいと思うのは当然です。ただ、パートナーによっては、元夫や元妻と会うことを心良く思わない人もいます。
連れ子同士の再婚が難しいと言われるのは、こんな理由もあるのです。
4.再婚後の子育てに苦労する
子どもを育てるにはまとまったお金が必要になります。子どもの年齢にもよりますが、教育費を含めると、大学卒業までで一人あたり3,000万円ほど必要という調査結果もあります。子どもの数が増えれば増えるほど子育てに必要な金額は増えてしまいます。
また、経済的なこと以外でも、子育てというものは多くの労力を要します。連れ子同士の結婚の場合、子育ての苦労は避けては通れません。その事はあらかじめ自覚しておくべきでしょう。
5.親戚付き合いが難しい
連れ子がいる親同士の結婚は、周りから反対されないまでも良く思われない場合も少なくありません。「どうせ結婚するなら、相手は初婚の人の方が苦労しなくていいのに…」と思われるのはある意味自然なことでしょう。
この様に連れ子がいる親同士の結婚の場合、周りや親戚から必ずしも祝福されず、親戚付き合いが難しくなることもあります。
連れ子がいる人同士の結婚での心構え
この様に、連れ子がいる親同士の結婚にはいくつかの障害があることが分かりました。それでは、連れ子がいる親同士の結婚は避けた方がよいのでしょうか?
答えはNOです。
連れ子がいても幸せな結婚生活を送っている夫婦は数多くいます。ここでは、連れ子がいても結婚を成功させるための心構えについて解説します。
お互いの過去は振り返らない
お互いが再婚の場合、前の結婚生活の記憶が蘇ることがあります。
「元夫は家事を分担してくれたのに…」「元妻は料理が上手かったのに…」と過去を基準に考えてしまう癖がついてはいませんか?
そうであれば今すぐに過去のことはすっかり忘れるべきです。
もし、あなたが元夫や元妻と比較されていたらどんな気持ちがするでしょうか?お互い過去は過去と割り切り、前向きに二人の生活をスタートすることが大切です。
すぐに籍は入れず同棲してみる
連れ子がいる親同士の結婚でもっとも大切にしたいのが子どもの幸せです。
いくらあなたとパートナーの相性が良くても、子どもにとって、新しい家族との生活がストレスに感じてしまう事もあります。子どもは、それを上手く表現出来ず心の中にため込んでいるかもしれません。
それを見極めるためにも焦って籍を入れず、まずは同棲から始めてみると良いでしょう。
子どもの気持ちを重要視する
連れ子がいる親同士の結婚では、子どもとパートナー、子ども同士との関係が重要です。これらの関係がうまくいかなければ、幸せな家庭を作ることはできません。
そのためにも、子どもに率直な気持ちを確認してみましょう。口には出さない思いを聞き出すことで、子どもの本音が分かります。その気持ちを知った上で再婚すべきかどうかを冷静に判断するようにしましょう。
連れ子がいる人同士の結婚を成功させるポイント8選
ハードルが高く困難と言われる連れ子がいる親同士の再婚。それでも幸せな結婚生活を送っている夫婦がいます。では、なぜ彼らは幸せになれたのでしょう?
ここでは、連れ子がいる親同士の結婚を成功させる8つのポイントについて解説します。
1.再婚相手と共に支え合える関係を築く
連れ子がいるといえども、ベースになるのはあなたとパートナーの信頼関係です。確かに子どもがいると、精神的にも経済的にも苦労は多いかもしれません。そんな時、二人が信頼し合い支え合えれば、大抵のことは乗り越えられるはずです。
辛い離婚を乗り越えてきた二人だからこそ持つことのできる絆は、どんな逆境をも跳ね返すことができます。
2.子どもの存在を早めに伝える
お付き合いを始めたら早めに子どもがいることを伝えましょう。伝えずに仲良くなって、結婚を意識するようになってから打ち明けるのはマナー違反です。
相手が連れ子を希望していない場合、お互いその間の時間を無駄にしてしまうからです。子どもがいることを伝えるのは勇気が要りますが、最初に伝えることで早めに相手の気持ちを確かめましょう。
3.離婚原因とそこから学んだことを話す
お互い再婚同士の場合、どんな理由で離婚したのか気になりますよね?もし、直せないような性癖だったらどうしようと心配になることもあります。そんな不安を解消するためにも、お付き合いを始めたら離婚原因とそこから学んだことについて話し合ってみるとよいでしょう。
辛い離婚経験から学んだことを話すことで、「次こそは失敗しない」という決意を伝えられます。
4.子どもの性格と気持ちを共有する
子どもにも個性があります。一人ひとり性格も違えば価値観も違います。結婚を成功させるためにはお互いの子どもの性格や気持ちを共有しておく必要があります。
連れ子がいる親同士の結婚では、子どもの幸せが一番の目的になります。子どもたちの性格をあらかじめ知っておくことで、家族としてできることが見えてくるでしょう。
5.時間をかけて子どもとの関係性を築く
連れ子がいる親同士の結婚でうまく進めるには焦りは禁物です。子どもは大人の様に気持ちをすぐ切り替えることはできません。
パートナーとの同居、引っ越し、転校、相手の子どもとの共同生活などじっくり時間をかけて関係性を作っていく必要があります。このプロセスは、決して焦らずに子どもの気持ちが慣れていくのを気長に待ちましょう。
6.再婚相手に親の役割を押し付けない
連れ子がいる親同士の結婚を成功させるには、再婚相手に親の役割を押し付けない気遣いが大切です。
結婚するのだから「明日から子どもたちをお願いします」では、パートナーも負担を感じてしまうでしょう。
最初のうちは、共同生活のようなイメージで生活する方が上手くいきます。連れ子再婚は関係性ができるまで時間がかかるもの。誰が親という役割ではなく二人チームでお互いの子どもを育てていく心構えが必要です。
7.子ども同士の関係を見守る
連れ子がいる結婚の場合、お互いの子ども同士がうまくいくかどうかを見守る必要があります。
たとえば、結婚前に両家の家族全員で旅行に行くことも子ども同士の関係を見るのに有効です。年齢にもよりますが、一緒に過ごす時間が増えればお互いのことが分かり、打ち解けることも可能です。この時、焦らず時間をかけてみていくとよいでしょう。
8.再婚相手に高望みはしない
一度辛い離婚を体験すると、次の結婚は絶対に失敗したくないと思うのは当然です。だからといって、相手に理想ばかりを押しつけ高望みをし過ぎてはいけません。
たとえば、年収は1,000万以上、身長は170㎝以上、一流企業勤務など求めるスペックが高ければ高いほど出会う機会は減ってしまいます。
まず、自分が連れ子がいるシングルマザー(ファザー)ということをよく認識し、身の丈に合った相手を選ぶようにしましょう。
連れ子がいる人同士が結婚を見極めるタイミング
様々なハードルをクリアして、お互いの子どもたちとも会えるようになったら、次はいよいよ結婚することになります。ただ、連れ子同士の再婚に焦りは禁物。しっかりと結婚するタイミングを見極めることが大切です。
子どもが再婚相手に懐いたとき
最適な結婚のタイミングは子どもが再婚相手に懐いた時です。
子どもの方からパートナーに会いたいと言ったり、パートナーの話題を口に出したりするのは懐いている証拠。もう既に家族として迎える心構えができていると思っていいでしょう。ここまでの関係が築ければ、結婚しても問題ありません。
お互いの子ども同士が打ち解けたとき
お互いの家族同士で数回会っていると、子どもたちが打ち解けて遊んだり、ゲームをしたりしてくれるタイミングが訪れます。
こうなると、子どもというのは一気に仲良くなるものです。
連れ子がいる再婚で一番難しいのが、お互いの子ども同士の関係です。ここさえクリアできれば、あとは結婚に進みましょう。
家族で将来のことを話し合える関係になったとき
連れ子がいる親同士の結婚を決めるタイミングで理想的なのが、お互いの家族で将来のことを話し合える関係になった時です。
お互いの子ども同士、自分とパートナーそれぞれが、気兼ねなく話し会いながらこれからの事を決めていける。そんな状況であれば、それ以上の結婚のタイミングはありません。
連れ子がいる状態で再婚した後の課題
無事に連れ子がいて再婚が成立できたあとにも残された問題があります。それは、法的な問題と経済的問題です。新しい家族の将来のことを考えた場合、避けては通れない問題になります。ここでは再婚後の課題について解説します。
養子縁組の問題
連れ子がいる再婚の場合、再婚相手と子どもには養子縁組をすることが一般的です。
養子縁組とは再婚相手と子どもが法的な親子関係を持つことをいいます。これにより相続権、扶養義務が生じてきます。
これで晴れて親子になるわけですが、将来相続を受けられる子どもにはメリットがありますが、再婚相手からすれば、扶養義務が生じ、今後、自分の子どもとして育てていくという大きな負担を背負うことになります。
ただ、このことは決して悪いことではありません。養子縁組をすることで、親としての自覚が生まれ、親子の絆がより一層強まるからです。
養育負担を分担する
再婚をしたら、子どもの養育負担について一度二人で話し合うとよいでしょう。
まだ子どもが小さいなら、保育園や幼稚園の送り迎えはどちらが担当するのか?食事や掃除は誰がやるのか?など細かい部分ですが、養育負担の役割はあらかじめ決めておくことをおすすめします。
子どもが急に増え、環境も大きく変わるのが連れ子の再婚です。慣れない生活に戸惑う前に自分がやるべき事を決めておくことで、パートナーと円満な関係を維持できるでしょう。
お金の管理
連れ子がいる親同士の結婚で最大の問題点はやはり経済的な問題です。子どもを育てるには多額のお金が必要になります。結婚により子どもの数が一気に増えるため、その負担は相当のものになります。
養育費は、高校、大学進学といった教育費の他に、日常の生活費、洋服代など出費は多方面にわたります。連れ子再婚では、夫婦共働きも含め、子どもの将来設計を二人でよく話し合う必要があるでしょう。
連れ子同士の結婚のよくある質問
連れ子同士の親が悩むよくある質問を簡潔にまとめました。気になる方は見ていってください。
義理の兄妹は結婚できる?
義理の兄妹とは、親が再婚したときにできる兄弟姉妹のことです。義理の兄妹は、血縁関係がない場合は、法律上結婚することができます。ただし、養子縁組をしている場合は、法定血族となりますので、結婚することができません。異母兄妹で結婚できる?
連れ子同士の再婚は上手くいく?
連れ子同士の再婚は、初めて結婚するカップルよりも複雑な問題を抱えています。それは、自分たちだけでなく、子どもたちや元配偶者など、関係する人数が多いことです。そのため、連れ子同士の再婚を上手くいかせるためには、以下のようなポイントに注意する必要があります。
- 結婚前にしっかり話し合う
- 子どもと積極的に関わる時間を増やす
- 急いで親にならなくても大丈夫
- 子どもの気持ちを尊重する
- 家族で話し合う場を設ける
- 元配偶者との関係をスムーズに保つ
- 新しい家族構成に慣れる
- 再婚相手に高望みしない
再婚相手と子供がうまくいかない
再婚相手と子供がうまくいかない場合は、以下のような原因が考えられます。
- 子供が再婚相手を受け入れられない
- 再婚相手が子供に対して過干渉や無関心
- 子供のしつけ方や教育方針に対する意見の相違
- 子供の親権や養子縁組の問題
- 元配偶者との関係の影響
まとめ
ここまで、連れ子がいる親同士の結婚が上手くいかない理由や、再婚を成功させるポイントなどについて解説してきました。
連れ子がいる親同士の結婚は、なんと言っても子どもの幸せが一番重要です。親同士が幸せでも子どもに負担がかかるようであれば、その結婚はさけるべきです。
そのためにも、結婚前にお互いの子どもたちを一緒に旅行に行ったり、パートナーと子どもの関係を良くするためにも、できる限り子どもを含めたデートをするとよいでしょう。
そしてもう一つ、連れ子がいる再婚は決して焦らないこと。子どもたちの関係やパートナーと子どもとの関係は一朝一夕には作れません。時間を掛けて子どもの心の変化を見守ってあげてください。
この記事を参考に、あなたがパートナーや子どもたちと素敵な家族を築けることを心より祈っています。
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※3 2017-2020年成婚者の交際期間より算出