条件で結婚すると後悔する？妥協しても良い条件とダメな条件
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婚活が長引くと「妥協」も必要かも…と考える方もいると思います。しかし、人生の大きなイベントである結婚の条件を妥協するのは無理、とはいえ妥協して後悔するのも嫌！というのが心情でしょう。
そこで、この記事コラムでは妥協して結婚するとどうなるか、また妥協しても良い条件、妥協してはいけない条件について解説します。後半では条件で結婚して後悔しないためのポイントも紹介していますので、条件のみで婚活している人や、求める条件を妥協しようか悩んでいる人、交際相手が条件に合わず結婚すべきか迷っている人に最適な内容です。自分が相手に求めている条件を照らし合わせながら、ぜひ最後までご覧ください。
妥協して結婚した人の結果
明治安田総合研究所の調査によると、男女ともに妥協して結婚した人の多くは後悔している結果がでています。「結婚したかったので理想・条件を下げた」35〜54歳の既婚者に対して、後悔している人は男性49.7％・女性56.1％で女性のほうが高い結果でした。この割合は50代前半では男性4割、女性6割と年代が上がると女性の方が後悔している割合が増えます。
この調査からわかるように、結婚するための条件の妥協は男女ともに後悔につながること、特に女性においてはよりその割合が高くなることが分かるでしょう。しかし、理想ばかり追い求めていても婚活は長期化してしまいます。そこで、これ以降は結婚の条件には妥協して良いこと・妥協してはいけないことについて見ていきましょう。
出典：明治安田総合研究所「2017年35～54歳の結婚意識に関する調査」
結婚の条件で妥協してはいけないこと7つ
女性が結婚相手に求める理想の条件は、高学歴・高収入・高身長の「3高」や低姿勢・低依存・低リスク・低燃費の「4低」など時代によって変遷してきました。男性では容姿や年齢、家事能力を条件に求める人も多いでしょう。
そこで、ここからは結婚の条件で妥協してはいけないポイントについて確認していきます。価値観が多様な現代において結婚の条件には、完璧を求めず「妥協」も必要なのが現実です。しかし、結婚するために、何でも妥協してしまうと後悔につながります。ここで紹介する項目を妥協しようとしている場合は1度立ち止まって考えてみてください。せっかく結婚しても、独身の時の方が幸せだったと後悔することになるかもしれません。1つずつチェックしていきましょう。
結婚観に共感できる
「子供がほしいか」「共働きか」といったような結婚生活のイメージが合うかどうかは妥協すべきではないポイントです。お互いが、結婚後も自分らしくいられるように、結婚生活や人生観についても共感できるかが大事になります。
子供がいるかどうかで2人の人生は大きく変わるものです。子供を作るにしても1人なのか2人以上なのかで、かかってくるお金も違うでしょう。さらに、結婚後は共働きにするのか、どちらかが家庭に入るかも重要な問題です。現在では共働きが主流となっていますが、専業主婦を望む男性も一定数います。さらに、結婚後に転職や独立を考えているかどうかも忘れず確認しておくと、結婚後に「こんなはずでは…」とならずにすむでしょう。
こうした結婚にまつわる価値観を交際中にお相手とよく話し合い、ズレがないか確認してください。
金銭感覚が共通している
収入の高低に関係なく「金銭感覚」が合うことは大事です。お金持ちでも「ケチ」な人は存在しますし、逆に収入がそれほどなくても記念日にはちょっとしたプレゼントを用意してくれる人もいます。
また、自分が「堅実」で貯金をしたいのに、お相手が「浪費家」で贅沢三昧ではストレスがたまってしまうでしょう。金銭感覚が合わないと離婚にもつながりますので気を付けてください。
家事や育児を共同でできる
家事・育児の夫婦分担は結婚生活で不満度の高い点です。家事・育児は負担が目に見えにくいこと、また「男は仕事、女は家事」といった観念がまだ社会通念として残っており、女性に家事を全部お任せといったこともあるでしょう。
しかし、それでは女性が病気になった時などは、代わりにできる人がいなくなってしまい家庭生活の維持が困難になってしまいます。子供や他の家族に負担がいくことさえあるのです。夫婦ともに家事・育児を共同することで大変さも共有でき、労りの気持ちも出ますので、家事育児を共同できるかは妥協しないほうが良いでしょう。
浮気症ではない
男女ともに魅力的でコミュニケーション力が高い人はモテます。人当たりもよく友達も多いタイプです。優しくて、連絡もマメにしてくれるようなお相手とはお付き合いも楽しいでしょう。男性の場合は経済的余裕のある人も多いです。恋人として楽しいお相手は「浮気症」の可能性があるので気を付ける必要があります。
「浮気症」は結婚しても中々治るものではありません。デート中、お相手が自分にしっかり向き合ってくれているか、スマホをちらちら見ているといったことがないか、チェックするようにしてください。
タイプのお相手だとしても、結婚のお相手に「浮気症」でないことは妥協すべきではありません。
喫煙・ギャンブル・飲酒・DV・モラハラの問題がない
喫煙・ギャンブル・飲酒・DV・モラハラについて妥協すべきではないのは言うまでもありません。喫煙・ギャンブル・飲酒などは依存性がありますので、実際に会ってみてプロフィールと違っている、危ない雰囲気があるなど少しでも違和感があったら、その直感は大事にしてください。悪い直感は意外と当たるものです。
また、お店で店員さんに横柄な態度をとる、自分を束縛するような傾向があったら、結婚後に問題になる可能性があります。平気で重要なことについて嘘をつくような相手も結婚相手には向いていません。好意を持っているお相手だとしても、この点は絶対妥協しないようにしましょう。もし、結婚しても離婚するまでにトラブルが多く、あなた自身が疲弊してしまいます。
誰にでも優しく思いやりがある
誰にでも優しく思いやりがあるかどうかは、結婚前に必ずチェックして妥協してはいけません。大事なことは自分にだけではなくて、店員さんや道行く人誰にでも優しくできる人かが重要です。
中には自分や家族は大切にするものの、他の人には冷たく暴言を吐くような人もいます。そうした人は本当の意味で優しく思いやりがあるとは言えません。店員さんに優しい言い方ができたり、とっさの場面で誰かを助けてあげられたりできる人が優しい人です。周囲の人に思いやりを持てる人は評判も良いため、結婚も祝福されます。また、どんなシーンであっても優しく話し合いができる相手と言えるでしょう。
一緒にいて居心地が良い
一緒にいて居心地が良いかどうかは、結婚生活の満足度に大きく影響します。結婚生活は恋人同士の頃のように一緒にいる時にずっと話をしているわけではありません。無言でお互い好きなことをしている時間が圧倒的に長いです。そうした時間が苦になると、一緒に生活するのは非常につらくなります。
居心地の良さは中々努力で変えられるものではありません。どんなに優しくいい人でも一緒にいるとそわそわしてしまう場合は、家にいるのに落ち着かない気持ちになるでしょう。結婚前から一緒にいる時にリラックスできるかは必ずチェックしておくのがおすすめです。
結婚の条件で妥協しても良いこと7つ
「妥協」＝「諦める」「レベルダウン」といったイメージがあるかもしれません。しかし、婚活で「完璧なお相手」を求めてしまうと、活動の長期化につながります。婚活では「妥協」は自分にとって何が大事か確認する作業ととらえてみてください。
ここからは、結婚の状況で妥協しても良いポイントについて考えていきましょう。重要なのは、その条件が結婚生活に絶対に必要なのかどうかを判断することです。また、今考えても仕方のないことも条件に入れると結婚できなくなります。自分がこだわりすぎている条件がないか、1つずつチェックしてみてください。
身長や見た目、容姿
高身長でイケメンのさわやかな男性を魅力的に思う女性は多いと思います。また、可愛くて、スタイルが良い女性が希望の男性も多いでしょう。
しかし、人は誰でも年を重ねるにつれ容姿は衰えていきます。なので、そこにポイントを置いてしまうと、お相手が嫌になり、最悪の場合浮気にもつながりかねません。生理的に受け付けない場合以外は、妥協してもよい点と言えます。
イケメンとどうしても結婚したい人は以下の記事が参考になるかもしれませんので、合わせてご覧ください。
収入・学歴
一般的に女性は「高収入」の男性を希望することが多いでしょう。経済的基盤は安定した結婚生活の要ですから当然のこととは言えます。また「高学歴」は「高収入」につながるので、プロフィールでもこの点を重視する人も多いかもしれません。
しかし、「高収入」な男性は多忙であり家庭をかえりみる時間が少なく寂しい思いをするかもしれません。収入はそこそこでも一緒に家事を手伝ってくれる相手の方が幸せにつながる場合もあります。収入・学歴だけで判断せず、お相手について自分の結婚観と合うかよく理解することが大切です。
結婚相手の年収についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、気になる人はチェックしてみてください。
年齢
男性はお相手の女性の年齢について「自分より年下」、これに対して女性は「自分と同年齢層」を求める傾向にあります。年齢にこだわりすぎると婚活ではそもそもマッチングすらしないことも多々あるのです。年齢にこだわらない方が、魅力的な人に出会える可能性が高まるでしょう。
男性は自分と同年齢層、女性は自分より年上のお相手に目を向けてみると新たな出会いがあるかもしれません。
結婚歴
結婚歴は妥協しても良い条件です。自分が初婚であれば相手には初婚を求めることが多いですし、自分が再婚でも相手には初婚の人を求めるくらい、初婚を絶対条件に掲げる人は非常に多いです。
しかし、1度結婚した経験があるため、結婚生活のポイントも知っています。離婚を経験していることから、どうすれば家庭がうまくいくかが経験上分かっているかもしれません。再婚だからと言ってNGとするのではなくて、離婚理由をまずは聞いてみましょう。当時のパートナーに非がある借金や不倫であれば、その人自身には何の問題もない可能性があります。結婚歴を気にしないことで、素敵な人に出会えるかもしれません。
出身地
たまに、相手の出身地を条件に挙げる人がいますが、出身地は人間性とは関係ありません。関西の人を勝手に苦手と決めつけたり、首都圏の人と結婚したいと考えたりする人がいます。また、首都圏出身者の場合は地方出身者と結婚をすると里帰りが面倒で、地方出身者を条件から外す場合もあるようです。
しかし、出身地は相手が努力で変えられるものではありません。その人のパーソナリティーに多少の影響はあるものの、その人の全てではないのです。また、帰省も1年に3回程度と考えておけば旅行気分で楽しくついていけるのではないでしょうか。反対に、義実家が近いほうが頻繁に顔を出す必要があるかもしれません。
義理の親
義理の親との関係に条件をつける場合がありますが、義理の親との関係性は今後変わっていく可能性があります。同居はしないし近くには住まない、介護はしないと条件をつけたとしても、将来的な状況は分かりません。子供の面倒を見てほしいから、近くに住みたいと考える可能性もあるでしょう。現時点では見通しが立たないことを条件にしても、単に出会いを狭めるだけです。
もちろん、現時点で義理の親と相性が悪い場合は結婚を見直しても良いでしょう。ただし、親の問題は義理の実家だけではなくて自分の実家についても同様のことが言えます。結婚前に2人で将来的な見通しを立てることは重要ですが、それを条件にすることはやめましょう。
趣味
例えば、男性がアクティブでアウトドア派、女性がインドア派だとしましょう。多くの人は休日、夫婦で一緒に趣味や活動をして楽しくすごしたいと思います。趣味が合わないからダメ、と考えるのではなく、逆に新たな世界を広げる気持ちでいると良いのではないでしょうか。
とはいっても、無理に合わせる必要はありません。彼がゴルフに行っている間、彼女はゆっくり家で読書をしながらティータイムといった趣味の過ごし方も、お互い自分の時間が持てますし、長続きするカップルの過ごし方です。したがって、どうしても無理な場合を除いて「趣味が違う人とは付き合えない」は条件にしないほうが良いでしょう。
その他、結婚相手に求める条件については以下の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。
条件で結婚して後悔しないためのポイント
結婚相手に求める条件の中で、妥協しても良いものと悪いものが分かりました。しかし、妥協しても良い条件の中でもこれは譲りたくないものがある人もいるのではないでしょうか。もちろん、記事で解説した妥協しても良い条件を必ず妥協しなければいけないわけではありません。その条件を大事にするあまり、結婚後に後悔しないための心構えを持てばいいのです。
ここでは、条件で結婚して後悔しないためのポイントを解説します。相手の条件に惹かれて結婚しようとしている人は、1つずつチェックしてみてください。
条件以外で好きなポイントを見つけておく
あなたが相手と結婚したいと思った条件以外に好きなポイントを見つけておきましょう。できれば、相手の人間性であることが望ましいです。
相手の条件の中で普遍的なものは身長や出身地などあまり多くはありません。転職をしてしまえば収入は今より高くなる可能性もありますが、低くなる場合もあります。学歴も大学院に入り直せば、出会った時よりも高い学歴になるかもしれません。そのため、条件以外で相手を好きなポイントを見つけておけると、結婚後に好きになった条件が変わってしまっても幸せな結婚生活を継続できるでしょう。
収入や容姿は変化することを忘れない
収入や容姿は出会った時にどんなに良くても、環境が変わったり歳を重ねたりすると変化していくものです。年収1,000万円以上の条件に合う人と結婚しても、その人が将来的には独立したい気持ちがあれば、一時的に収入が激減する可能性があります。容姿もどんなイケメンや美人でも歳をとれば、皺が増えますし若さは失われていくものです。
結婚生活をする中で、相手の条件が変わってしまったことに気づくと愕然と後悔することもあるかもしれません。しかし、条件はあくまで結婚前の現在のもので、今後変わる可能性があると思っておけば、後悔せずに済みます。また、相手からみた自分も同じでお互い条件は変わっていくことを認識しておくことが重要です。
30年後の結婚生活を想像してみる
結婚してから、30年後の2人の生活を想像してみましょう。その未来が幸せに描けていれば、条件で結婚したとしてもうまくいくはずです。想像する時には自分も相手も歳を重ねたことを踏まえて想像しましょう。定年が迫ってくる頃かもしれませんし、すでに老後を迎えて孫がいるかもしれません。
多くの場合、30年後は子供が独立して家を出ている場合が多いです。子供も独立した後の2人だけの生活が幸せに想像できれば、きっと幸せな結婚生活を送れるでしょう。反対に相手と共に歳を重ねることを想像できない場合は、結婚を考え直したほうが良いかもしれません。
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この記事では、相手の条件だけで結婚して後悔しないために、婚活中に考えるべきことを解説しました。条件の中にも妥協しても良いものと、絶対に妥協してはいけないものが存在します。幸せな結婚には、条件にこだわらず、ある程度の妥協も必要なことが分かったのではないでしょうか。
婚活では、プロフィールを見て条件だけで決めずに、実際に会ってみることも大事です。対面でお話をして、フィーリングや価値観が合うか確認しましょう。記事内で解説した、条件で結婚して後悔しないためのポイントもチェックしながら相手探しをしてみてください。
結婚を焦るあまり、条件を妥協しすぎてしまうと後悔することもあるでしょう。結婚相談所であればそうした悩みを解決してくれるかもしれないので、過去の実績を確認してみてください。
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※3 2017-2020年成婚者の交際期間より算出
結婚相談所を利用するメリットはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
