再婚するメリット・デメリットから考える後悔しないための人生プラン
ブログ | Topics
離婚をする人は30パーセントを超え、年々増えていますが、同時に再婚をする人も増加しています。再婚をすることは珍しいものではなくなっています。
1度離婚をしてしまったけれども、また結婚をしたいと思っている人は多くいます。最初の結婚では失敗してしまったけれども、その経験を次の結婚に活かせることもたくさんあるでしょう。
この記事では。再婚を考えている人や再婚するか迷っている人へ向けて、参考になることをまとめました。再婚するメリットやデメリット、再婚後に後悔しないためのポイントについて解説していきます。
幸せな結婚にするために、再婚をする前にこの記事を読んで、ぜひ活用してください。
目次
再婚する人の割合ってどれくらい?
再婚をする人の割合はどのくらいなのでしょうか?厚生労働省が実施した「令和3年度人口動態統計」によると、どちらか1人もしくはどちらもが再婚の割合は、全国平均で見ると、26パーセントになっています。結婚を決めた4組に1組は再婚者が含まれているということになってきます。
30年前は10パーセントほどだったので、再婚をする人の割合は大きく増えていると言えるでしょう。
再婚禁止期間とは?
再婚禁止期間というものをご存知でしょうか?ご存知の方もぜひここで改めて確認してみてください。
再婚禁止期間とは、離婚をしてから定められた期間の間は再婚をしてはいけないというもので、民法によって定められています。
2016年の法改正後、女性は離婚をしてから100日間は再婚をしてはいけないとなりました。
これは、離婚をした際に、女性のお腹に赤ちゃんがいた場合を考えて決められています。父親が誰なのかという問題が起きないようにするためです。
しかし、例外もあります。離婚をする時に、妊娠をしていなかった場合です。その場合は、再婚禁止期間は関係なく、再婚をすることができます。
再婚禁止期間については以下の記事でも詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
再婚するメリット
再婚することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?最近では再婚者の割合は年々増えています。離婚を経験したけれども、次こそは手に入れられなかった幸せを掴みたいと考えている人も多いと思います。また、生活や金銭面を考えて再婚を考える方もいます。
そこで、再婚するメリットを4つ挙げたので、詳しく見ていきましょう。再婚を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
再婚するメリット①経済的に安定する
仕事をしている男性と再婚すれば、世帯収入が増える分、今よりも経済的に余裕のある生活をすることができます。今まで1人で家計を支えてきていた場合、2人で働けばお金に余裕がでてきます。もしあなたが働かなくても再婚相手の収入だけで生活していけるのであれば、子供といる時間を増やすことができます。
また、経済的に安定することで、精神的な部分でも安心して生活することができます。家庭のために働いて稼いできてくれる人ができることはメリットになるでしょう。
再婚するメリット②夫がいるという安心感ができる
夫がいることでの安心感はとても心強いものです。1人で生活していると、これからの人生を考えたときに、誰しも不安があると思います。何かあったときに側にいてくれる存在はありがたいですし、安心して生活することができます。
また、1人で子供を育てていると苦労も多いですが、再婚することで苦労を共有できる分、頑張れると思います。そして、子供だけではなく、両親のことも考えていかなくてはならなくなってきます。再婚することで、将来への不安や心配なことも夫婦で一緒に考えることができるので、乗り越えられます。
再婚するメリット③子供がいる場合、子供に父親ができる
再婚することで子供に父親ができることになります。子供にとっても大きなメリットになります。母親からの愛情をいっぱいに受けて育ってきていても、やはり父親がいないということで寂しさを感じていることもあると思います。
父親にも母親にもそれぞれの役割があります。父親からも母親からも偏りなく育てることが、子供にとって大きなプラスになります。
いきなり父親として上手く生活していくことは父親も子供も難しいと思いますが、長期的に考えれば、子供に父親ができることはとてもいいことになります。時間をかけてゆっくり向き合っていきましょう。
再婚するメリット④過去の離婚の経験を教訓にし、新しい結婚生活に活かせる
離婚を経験したことで、いろいろなことを学んできたと思います。その経験をプラスに捉え、新しい結婚生活に活かすことができます。1度、結婚を経験してみて、改めてどういう人と結婚すればいいのかを考え直すことができたと思います。また、自分が直したほうがいいところも見えてきたと思います。過去に失敗してしまったことを教訓にして、次の結婚ではどう行動すればいいか考えて再婚することができます。結婚を経験しているので、結婚生活に過度な期待をすることもないでしょう。現実を見て再婚をする場合は、上手くいくことが多いです。
再婚するデメリット
再婚するメリットを上記で解説してきましたが、良いことだけではありません。もちろん再婚にはデメリットもあります。そこで次に、再婚するデメリットとして大きく2つに分けて解説するので、ぜひ読んで参考にしてください。
再婚するデメリット①子供がいる場合、子供の気持ちが不安定になる
再婚するメリットでは、子供に父親ができることが大きなメリットになるとお話しました。長期的に見れば父親ができることは、もちろん大きなプラスになります。しかし、再婚したことをキッカケに子供の気持ちが不安定になってしまうことはよくあります。
あなたと2人で過ごしてきた中で、いきなり父親がいる生活になることを受け入れるのは、繊細な子供にとって難しいことです。子供に精神的な負担をかけないようにするために、子供の意見をしっかり聴きながら、焦らずじっくり時間をかけることが大切です。
再婚するデメリット②双方の両親や身内の理解を得る必要がある
再婚するデメリットとして、双方の両親や身内の理解を得る必要があります。初婚とは違って再婚では反対されるケースもよくあります。近年、離婚率や再婚率は増加してきましたが、まだまだネガティブなイメージを持つ人は多いです。
結婚は2人でするものですが、結婚をすることでお互いの両親同士も親戚になります。そのため、再婚に対してお互いの両親の了承を得ていたほうが幸せな結婚生活を送ることができます。子供も気軽に遊びに連れていくなんてこともできなくなってしまいます。
反対される場合は、両親とじっくり話し合って再婚を決める必要があります。
熟年再婚のメリット
晩婚化が進んでいることもあって、近年は熟年層の結婚が増えてきています。子育てを終えて、自分の時間ができたので新しい人生をスタートさせたい人や、離婚して独身が寂しいからなど熟年再婚する理由は様々です。しかし、離婚を経験しているからこそ再婚をためらってしまっている人もいるかもしれません。年齢を考えてしまって再婚をしない選択をするのはもったいないです。熟年再婚のメリットがいくつかあるので、具体的に熟年再婚のメリットを挙げていきます。
・老後の不安を解消できる
・健康を管理できる
・過去の失敗経験が活かせる
・経済的に安定する
・夫婦の時間をつくれる
・子供を持てる可能性もある
・減税や割引などが受けられる
以上、7つのメリットを挙げました。
平均寿命も伸びているので、まだこれからの人生は長いです。再婚をすることで得られるメリットは多くあります。
子供が自立していれば、夫婦の時間を作れるので、趣味や旅行に自由に行くことができます。そしてパートナーがいることでお互いの健康を気遣い、健康を管理することができます。
また、老後を1人で過ごすのは不安な人のほうが多いでしょう。熟年再婚をすることで、老後の不安を解消することができます。
熟年再婚をして、新しい第2の人生をスタートさせましょう。ぜひ老後の残された人生もより充実したものにしてください。
熟年再婚のデメリット
熟年再婚はメリットがある反面、デメリットもあります。年齢が高いので、後悔しないためにもデメリットを知り、再婚を慎重に検討してみてください。ここでは、デメリットを3つに厳選しました。
・周囲から反対される
・連れ子とパートナーがどう接していいか分からない
・生活スタイルや価値観が違う
年齢が高いことから、周りから「今更結婚しなくても」と言われてしまうかもしれません。ネガティブな意見に傷ついてしまう人もいますが、結婚するかどうか決めるのは当事者達であり、周りの人ではありません。結婚する意志が強い場合は、気持ちを強く持って周りの意見に流されないようにしましょう。
連れ子とパートナーの関係性ですが、これは子供の年齢によります。子供が小さい程、パートナーを自分の親として受け入れてもらいやすいですが、子供が成人している場合は、そう簡単にはいきません。子供が働いていれば、仕事が忙しく、新しい親と交流する時間が中々作れません。すると、親というより「他人」と感じられてしまう可能性が高くなります。パートナーとは、連れ子とどう向き合っていくかは事前に話し合っておいた方がいいでしょう。
50、60代になれば、生活スタイルや価値観は概ね確立しています。そして、長年積み上げてきた考え方は、簡単に変えることはできません。そんな中、今まで「他人」だった人と一緒になると、意見の食い違いが発生しやすくなります。意見が分かれた時にどう対処するかで今後の結婚生活が変わります。頑として自分の意見を曲げなければ、やがて離婚してしまうでしょう。大切なのは、自分と違う意見を一度受け入れてみることです。完全に理解するのは難しいですが、寄り添うことはできるはずです。円満な夫婦生活を続けていくためにも、意識してみてください。
熟年再婚をする際の注意点
熟年再婚のメリットとデメリットをご紹介しましたが、再婚する際の注意点が2つあります。
それは、
・遺族年金の打ち切り
・老々介護の可能性
です。1つずつ詳しく解説していきます。貴重なお金や時間に関することなので、ぜひご覧ください。
遺族年金の打ち切り
元配偶者と死別して、「遺族年金」をもらっている場合は、再婚をした時点で遺族年金は打ち切られます。もらえると思っていたお金がもらえないので、後々喧嘩や離婚などのトラブルに発展しやすいです。
「籍を入れなければ、遺族年金を受け取れるのでは?」と思われがちですが、内縁(事実婚)の場合でも、遺族年金はもらえません。金額も5〜10万円と大きく、生活にも大きく影響しますので、知らなかった方はぜひこの機会に覚えておきましょう。
老々介護の可能性
熟年再婚をした場合、双方の年齢が高いので、それぞれのご両親の年齢が70〜80歳である可能性が高く、老々介護を要するケースがあります。
また、ご両親だけではなく、パートナーも自身と歳が離れていると、介護が必要になる場合があります。最初から介護をするために再婚する方はあまりいません。しかし、年齢を考えるとごく自然なことなので、結果的に介護をしている方は多いです。
結婚に対して期待値を上げて、「こんな結婚生活になるはずじゃなかった」「私は介護をするために結婚したんじゃない」と後悔しないように注意しましょう。
子連れ再婚のメリット
子連れ再婚はハードルが高くなると思われることが多いと思います。子連れ再婚は、虐待など悲しいニュースも多く報道されていて、批判的な人がいることも事実です。子供のことを優先しているからこそ、子連れ再婚をためらってしまうことはあると思います。しかし、子連れ再婚で幸せな結婚生活を送っている方のほうが圧倒的に多いです。
再婚するメリット・デメリットのところでも子連れ再婚には少し触れましたが、改めて子連れ再婚のメリットを具体的に紹介していきます。
・経済的に安心できる
・子供に新しい親ができる
・精神的に安心できる
・時間に余裕ができる
以上、4つのメリットを挙げました。
これまで1人で子育てをしてきている場合は、経済的にも精神的にも時間的にも厳しかったのではないでしょうか。子連れ再婚をすることで、経済的な負担や精神的な負担は夫婦でシェアすることができます。子供を育てるために一生懸命働いていた時間も結婚をすることで、余裕ができて子供との時間を作ることもできます。家事や子育てに関しても、再婚をすることで分担して行うことができ、ストレスも減っていくでしょう。
子連れ再婚に悩んでいるのであれば、周りの声に流されず、ぜひ一歩踏み出してみましょう。
子連れ再婚のデメリット
子供のことを考えると、片親よりも父母がいた方がいいです。しかし、焦って再婚をすると後悔してしまいます。子連れで再婚することは良い面もありますが、悪い面もあるので、再婚する際は慎重に検討しましょう。
子連れで再婚するデメリットは、以下のとおりです。
・子供が再婚相手を受け入れられない
・改姓しなければならない
・転居する可能性がある
他にもデメリットはたくさんありますが、今回は、子供に着目してデメリットを挙げてみました。
今まで母親を独占できていたところに新しい家族が増え、自分以外に目を向けるようになると、子供は置いていかれているような気持ちになります。また、母親が恋愛をしていること自体を受け入れられない子も存在します。
再婚をすれば、姓を変えなくてはいけません。大人は手間はかかりますが、事務的な作業を行えば解決します。しかし、子供はそういう訳にはいきません。名前が変わることはそうそうなく、面白がってからかってくる子が現れるかもしれません。最悪の場合、いじめや不登校に繋がる可能性もあります。「名前が変わっただけ」と軽く考えずに、子供を注意深く観察し、必要に応じてフォローをしてあげましょう。
また、パートナーの職場によっては、転居をしなければいけない可能性もあります。すると、長年生活していた家から離れなければいけなかったり、転校をして友達と離れ離れになったりします。よくあることですが、子供にとってはかなりストレスがかかります。今後の人生にも少なからず影響してくるでしょう。
自身やパートナーのことはもちろんですが、まず第一に子供のことを考えて、再婚は慎重に検討しましょう。
再婚後に後悔しないためには?
過去と同じような失敗をせずに、幸せな再婚にしたいですよね。
再婚のメリットやデメリットが分かった上で、次は、再婚後に後悔をしないためにはどうすればいいかみていきましょう。
結婚後のビジョンについて共有する
1度離婚を経験されている方は実感しているかもしれませんが、結婚後のビジョンについて共有することが大切です。考え方や価値観の違いはすれ違いを生んでしまうので、再婚をする前に共有しておきましょう。例えば、子供は欲しいのか、結婚後の働き方はどうしていくのか、お金の管理はどうするか、など現実的なところは共有しておくことをおすすめします。
子供のことについて
自分に子供がいたり、再婚相手に子供がいる場合もあると思います。その場合は、再婚に対してどう思っているのか、子供の意見を聴く必要があります。もし反対していたり、嫌がっていると感じたときは、時間をかけて子供との距離を縮めていく必要があります。
お互いの両親の了解を得る
再婚をする場合は、あなたと再婚相手だけではなく、お互いの両親も親戚になります。再婚を決める前に、お互いの両親と話す時間をつくりましょう。もし、再婚に了承が得られないときは、認めてもらえるように時間をかけて話し合いをすることをおすすめします。お互いの両親に再婚を認めてもらっていたほうが、幸せな結婚生活を送ることができると思います。
失敗を繰り返さない
同じ失敗は繰り返したくないと思います。再婚をする前に、改めて再婚をする理由を考えてみましょう。1人では寂しいからという理由だけであれば、再婚して失敗する可能性もあります。人として尊敬できるかどうか、子供も幸せになれるのかどうかなどを冷静に分析をして、再婚するかどうかを決めましょう。
再婚しない方がいい男性の特徴
再婚しない方がいい男性の特徴は、結婚生活において重要な要素である信頼、コミュニケーション、家族関係、尊重という点で問題があると言えます。もちろん、これらの特徴を持つ男性が全て再婚に向かないというわけではありませんが、再婚を考える際には注意深く相手を見極める必要があります。
以下で説明しているので参考にしてください。
結婚に不安を感じる
結婚に不安を感じる男性は、自分の気持ちに自信がなかったり、結婚生活に対する責任感が低い場合があります。結婚には相手との信頼関係やコミュニケーションが重要ですが、不安を抱えたままではそれらを築くことが難しくなります。また、不安を解消するために浮気をしたり、暴力をふるったりする男性もいるので注意が必要です。
感情表現が苦手
感情表現が苦手な男性は、自分の気持ちを言葉や態度で伝えることができなかったり、相手の気持ちを理解することができない場合があります。感情表現が苦手な男性と結婚すると、愛情や感謝を感じることが少なくなり、寂しさや不満がでてくる可能性があります。また、感情表現が苦手な男性は、自分の感情を抑え込んでストレスを溜め込んだり、突然暴力的になることがあるため注意が必要です
新しい家族を受け入れられない
新しい家族を受け入れられない男性は、自分の家族や親戚との関係を優先したり、相手の家族や親戚との関係を軽視したりする場合があります。家族間のトラブルや孤立感が生じる可能性があり、相手の子どもや前の配偶者との関係にも配慮が足りなかったり、攻撃的な態度をとることがあるため注意が必要です。
他人を尊重できない
他人を尊重できない男性は、自分の意見や考えを押し付けたり、相手の意見や考えを否定する場合があります。意見の食い違いや価値観の違いが原因で喧嘩が多くなったり、相手の人格や尊厳を傷つける可能性があります。また、相手の友人や職場の人ともうまくやれなかったり、周囲の人からの評判が悪かったりすることもあるので注意が必要です
再婚しないで同居するリスク
再婚しないで同居するという選択肢は、離婚後の再出発に慎重な人や、法律的な手続きを面倒だと感じる人にとって魅力的に見えるかもしれません。しかし、再婚しないで同居することには、以下のようなリスクがあります。
夫婦として法律的に認められない
再婚しないで同居する場合、法律上は夫婦ではなく、事実婚という形になります。事実婚は、お互いに結婚の意思を持って、事実上の結婚生活を送っている状態のことですが、婚姻届を提出していないため、法律上は夫婦とは認められません。そのため、法律婚に比べて、税金や社会保障、相続などの面で不利になる可能性があります。
共同の財産を分けにくい
再婚しないで同居する場合、同居期間中に増えた財産は共有とみなされることがありますが、法律婚と違って、財産分与のルールが明確に定められていないため、もし関係が破綻した場合、共同の財産を分けることが難しくなります。また、相手の借金や負債にも連帯して責任を負うことになる場合があるため注意が必要です。
将来の計画が不透明
再婚しないで同居する場合、将来の計画を立てることが不透明になる可能性があります。例えば、老後の生活費や介護の問題、相手の死後の遺産や年金の受け取りなど、法律婚とは異なる対策です。また、相手の家族や親戚との関係も不透明になる可能性があります。相手の家族や親戚が再婚しないで同居することに反対したり、干渉したりする場合もあるため、親戚の同意を得たうえで同居した方がトラブルをさけることができます。
緊急時の医療的判断に制限がある
再婚しないで同居する場合、相手が病気や事故に遭ったときに、緊急時の医療的判断に制限があります。法律婚の場合、夫婦は相手の医療行為に同意する権利や義務がありますが、事実婚の場合、そのような権利や義務はありません。そのため、相手の家族や親戚が医療行為に同意する権利を主張したり、相手の意思とは異なる判断をされる可能性があることを理解していてください。
再婚すると児童扶養手当が喪失する
児童扶養手当は、ひとり親世帯の生活の安定と自立支援を目的とした制度です。再婚すると受給資格がなくなるため、資格喪失の手続きが必要になります。この手続きを忘れると、もらい過ぎた手当の返金や不正受給の罰則を受ける可能性があるため注意が必要です。再婚するときに必要な手続き、婚姻届の提出、児童扶養手当受給資格喪失届の提出、ひとり親医療証・こども医療証の返却について説明しています。
手続き場所
婚姻届の提出は、再婚相手との結婚を法律上有効にするために必要です。婚姻届は、再婚した日から14日以内に、どちらかの住民票のある市区町村の役所に提出します。婚姻届には、本人確認書類や戸籍謄本などが必要です。
児童扶養手当受給資格喪失届の提出
児童扶養手当受給資格喪失届の提出は、児童扶養手当の支給を終了するために必要です。児童扶養手当受給資格喪失届は、再婚した日または同居を始めた日の当日に、児童扶養手当が支給されている市区町村の窓口に提出します。児童扶養手当受給資格喪失届には、本人確認書類が必要です。
ひとり親医療証・こども医療証の返却
ひとり親医療証・こども医療証の返却は、医療費の助成を終了するために必要です。ひとり親医療証・こども医療証は、児童扶養手当受給資格喪失届と同時に、市区町村の窓口に返却します。
再婚すると生活環境が変わるため、必要な手続きが多くなりますが、児童扶養手当の手続きは特に重要ですので、忘れずに行うようにしてください。
再婚に必要な手続き
再婚すると生活環境が変わるため必要な手続きが多くなりますが、下記の手続きを忘れずに行うようにしましょう。
婚姻届の提出
婚姻届の提出は、再婚相手との結婚を法律上有効にするために必要です。婚姻届は、再婚した日から14日以内に、どちらかの住民票のある市区町村の役所に提出します。婚姻届には、本人確認書類や戸籍謄本などが必要です。
再婚禁止期間の確認
再婚禁止期間の確認は、前の配偶者との離婚後に再婚できる期間を確認するために必要です。再婚禁止期間は、女性の場合は離婚した日から100日、男性の場合は離婚した日から再婚できます。再婚禁止期間中に再婚すると、無効な婚姻となります。
戸籍の変更
戸籍の変更は、再婚に伴って姓や名、続柄などが変わる場合に必要です。戸籍の変更は、婚姻届と同時に、市区町村の役所に申請します。戸籍の変更には、本人確認書類や戸籍謄本などが必要です。
住民票や社会保険の手続き
住民票や社会保険の手続きは、再婚に伴って住所や世帯構成、所得や保険料などが変わる場合に必要です。住民票や社会保険の手続きは、再婚した日から14日以内に、市区町村の役所や社会保険事務所に届け出ます。住民票や社会保険の手続きには、本人確認書類や住民票の写し、社会保険証などが必要です。
再婚でお悩みなら「ムスベル」がおすすめ
再婚するメリットやデメリット、そして再婚後に後悔しないために気をつけておくことなどについて解説してきました。
1度離婚を経験して、次こそは幸せな結婚をしたいと思っている方も多いと思います。だからこそ、結婚をして幸せになれる相手かどうか冷静に見極めましょう。再婚を決める前に、メリットやデメリットを理解してみんなが幸せになれるような結婚をしてください。
再婚は初婚の時とはまた違う悩みを抱えるものです。前向きになれず、再婚を躊躇してしまう方は一定数います。そんな時は結婚相談所「ムスベル」がおすすめです。ムスベルでは、知識や経験値が豊富なプロ仲人が、あなたの再婚を全力でサポートします。実際に、成婚者の7割の方が交際5ヶ月以内にご結婚されています(※)。少しでもお悩みがある方は、一人で抱えず、ぜひお気軽にムスベルにご相談ください。
(※)2017-2020年成婚者の交際期間より算出